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ガクアジサイの育て方とは? [植物]

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ガクアジサイ(額紫陽花)の
育て方をご紹介いたします。

gakuajisai2.jpg

ガクアジサイとは

バラ目・ユキノシタ科・アジサイ属の落葉低木のこと。
アジサイ(紫陽花)の一品種になります。

学名 Hydrangea macrophylla

原産地 日本、東アジア、北南米
生活型 耐寒性落葉低木
樹高 150~200cm 
花序径 15~30cm 
開花期 5月~7月
花色 青紫・桃・白・淡青緑色・青・淡赤紫色 
    (両性花は濃紫色)

<ガクアジサイの特徴>

葉は厚く大きく、その表面は濃緑色で光沢があります。
また、花序は多数の両性花を中心として、
装飾花が周りを縁取っています。
(花序(かじょ)・・枝上における花の配列状態のこと)
(両性花・・一つの花に雄しべと雌しべをもつ花のこと)

普段よく目にするのは、花が手まりのように集まった
まるいアジサイです。
ガクアジサイを簡単に言うと、まるい方のアジサイではなく
平べったい種類のアジサイになります。
中心部にある小さなツブツブしたものが花(両性花)で、
その周りにある小花のように見えるものは装飾花(萼片)です。

ちなみに名前の由来ですが、周囲に花が縁取るように咲くことから
「額アジサイ」と呼ばれるようになったそうです。


下記はガクアジサイの育て方になります。
育て方はアジサイやヤマアジサイと同じです。

注意して頂きたいのは、ガクアジサイは
ペーハーの影響を受けやすいということです。
例えば、ピンクのガクアジサイを育てた場合、
土を中性かアルカリ性に保つようにしないと、
徐々に青くなっていくので気をつけなければ
なりません。

品種にもよりますが、アジサイの花色は
土壌の酸度が低い(酸性)ときは青色に、
高い(アルカリ性)ときには赤色に変化します。
日本の土壌はほとんど酸性です。

ちなみに、雨ざらしにしている限りは
必ず土壌は弱酸性になってしまうため、
アジサイの名所では、根本に石灰を撒いて
酸性化を防ぐそうですよ。


<日当たり・管理場所>

日当たり~半日陰の場所でよく育ちます。
直射日光や乾燥が苦手ですので、
夏は半日陰で、そのほかの時期は
十分に日が当たる場所で育てます。

真夏の直射日光や西日に当たると
葉焼けして枯れてしまうことがありますので
気をつけてください。

鉢植えにしていると水切れを起こしやすく、
水やりも大変になります。
半日陰の場所に庭植えするのがおすすめです。

<水やり>

ガクアジサイ(アジサイ全般)は水を好む植物です。
乾燥すると生育が悪くなります。
乾燥する夏の高温期には、
株元の周囲を腐葉土などでマルチングをすると、
土壌の乾燥を防ぐことができますよ。

・庭植えの場合
真夏に日照りが続く場合い以外、
ほぼ自然の雨だけで生長します。

また、適湿と同じくらい、水はけのよいことも大切です。
じめじめした水はけの悪い場所は適していません。

・鉢植えの場合
庭植えに比べると乾きやすくなります。
土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えましょう。

夏は特に乾燥に気をつけないと株が
枯れてしまうことがあるので注意が必要です。

水切れしている場合、見た目ですぐにわかります。
花がしおれて元気がなくなりますので、
気づいたらすぐに水を与えてください。

<肥料>

寒肥として2月に、また、お礼肥として開花後
油かすと骨粉を混ぜた物を株の周りの
土の上にばらまいて施します。

最近は青い花や赤い花を咲かせる
専用の肥料が販売されているようです。
花色を変えてみたい時には、
面白いかもしれませんね。

<植え付け・植え替え>

土質は特に選びませんが、
粘土質や乾燥しやすい砂質土は適しません。

・庭植えの場合
植え替えの必要はありません。

・鉢植えの場合
根が張って根づまりを引き起こすので
1年に1回、花が終わった7月頃
一回り大きな鉢に植え替えます。
真夏と真冬を避ければいつでも構いません。

・苗を植え付ける場合
基本的に休眠期の冬に行います。
寒冷地ではできるだけ寒さを避け春、
出葉前の3月~4月に行います。

<剪定>

ガクアジサイやアジサイは、
大株になるとだんだんと下葉が落ちてきます。
見た目も良くないので、樹形を整えるために剪定します。
剪定することで、翌年の花つきが良くなりますよ。

剪定は花後、なるべく早い時期の7月中におすすめします。
好みの高さで刈り込みましょう。
小さくまとめたいときは、バッサリと切って
構いませんが切りすぎは翌年の花つきが
悪くなる場合があります。

また、8月~9月に翌年の花芽が、
充実した太い枝につくられます。
このため、8月以降に剪定を行うと、
枝が充実せず、花芽ができませんので
早めの時期に済ませましょう。

<用土>

水はけのよい土を好みます。
また、弱酸性の土質を好みます。
ガクアジサイやアジサイの本来の花色は
青や青紫色ですが、アルカリ性の土質では
ピンク色や紅色にになりますよ。

<ふやし方>

挿し木で増やすことができます。
適期は6月~7月です。

花の付いていない枝の先端を2~3節(15cmくらい)に切り取り、
挿し木用土を入れた鉢などに挿します。
この時、土にさす部分の葉をとりのぞきましょう。

半日陰の場所に置いて乾燥させないように管理すれば、
1カ月ほどで発根します。

<病害虫>

・病気
葉に白いカビが生えたようになるうどんこ病と、
黒色の斑点を生ずる斑点病などにかかります。
いずれも薬剤を早めに散布して防除しましょう。

・害虫
ハダニ、アブラムシがつくことがあります。
見つけ次第、薬剤を散布して駆除しましょう。


ガクアジサイとアジサイの花言葉はそれぞれ違います。
・ガクアジサイの花言葉・・謙虚
・アジサイの花言葉・・移り気、元気な女性、
              高慢、冷淡、浮気

ガクアジサイの方が控えめでよい印象ですね。





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