朝顔の育て方と花言葉 種まきの時期とコツとは? [植物]
アサガオ(朝顔)とは
ヒルガオ科・サツマイモ属の一年性植物のこと。
学名・・Ipomoea nil
和名・・アサガオ(朝顔)
英名・・Japanese morning-glory
whiteedge morning-glory
別名・・カガミグサ ケンギョウカ シノノメグサ
原産地・・熱帯 亜熱帯地域 ヒマラヤ高原
開花期・・7月~10月
花色・・白 赤 ピンク 青 紫 複色
耐寒性・・弱い
耐暑性・・強い
<朝顔の花言葉>
愛情
平静
愛情の絆
結束
短い愛
明日もさわやかに
はかない恋
日本の夏を代表する花の一つ、朝顔。
つる性の草花なので支柱に絡ませて伸ばして育ててみてください。
とても涼しげな印象を与えますよ。
下記は朝顔の育て方になります。
発芽温度・・20~25℃
種をまく適期・・5月上旬~中旬
温度が低いと発芽しません。
発芽温度はやや高めですので、種をまく時期が少々遅れても栽培は可能です。
朝顔は短日植物です。
夏至を過ぎる頃から徐々に花が咲き始めます。
<種まき>
種が硬いので皮に傷をつけます。
カッターなどで外側の丸みのある部分を傷付けます。
表面を少し削る程度です。
深さは種の中の白い部分が少し見えるくらいです。
注意して欲しいのは、種の先端付近にある白い部分は根が出る所なので、
その場所は傷つけないようにしてください。
その種を一晩水につけておきます。
赤玉土(小)7、腐葉土3、または市販の草花用培養土を用意します。
・ポットにまく場合
水分を吸収した種を少し傾けてまきます。
3号ポットに1粒を目安にしたください。
1~1.5cmぐらいの深さでまきましょう。
・箱まきの場合
4~5cm間隔で同様にまいてください。
いずれも4~5日くらいで発芽します。
<日当たり・置き場所>
日当たりがよく、風通しのよい屋外で管理してください。
午前中いっぱいは日の当たる場所を選びましょう。
<水やり>
土が乾いたらたっぷりと与えす。
開花中は特に水分の蒸発が多くなります。
真夏の水やりは朝夕の涼しい時間帯に1日2回を目安に与えてください。
<肥料>
植え替え時に元肥として、緩効性化学肥料を用土に混ぜます。
開花期間が長いので、月に1~2回を目安に液体肥料を与えます。
<用土>
水はけがよく有機質のたっぷり入った土が適しています。
赤玉土(小)6、腐葉土4、バーミキュライト1、
または市販の草花用培養土でよいでしょう。
<植え付け・植え替え>
一年草なので冬前には枯れてしまいます。
植え替えの必要はありません。
・植え付け
種まきから育ち、本葉が3枚になったら5号鉢に植え替えます。
鉢底にゴロ土を入れて水はけのよい培養土で植え替えます。
植えつけたらたっぷりの水を与えましょう。
根付いたら日光によく当てて育てます。
・プランターに植える場合
15~20㎝間隔で植えてください。
<病害虫>
害虫・・アブラムシ、ハダニ
アブラムシにはオルトラン粒剤などを株元にまきます。
ハダニはケルセンなどをまいて防除しましょう。
小学生の頃、朝顔を育てて「朝顔の観察」をした覚えが
皆さんあるのではないでしょうか?
昔から馴染みのある朝顔の花を是非、育ててみてくださいね。
イカリソウの効能と副作用とは イカリソウ酒の作り方 [植物]
イカリソウとは
メギ科・イカリソウ属の落葉多年草のこと。
学名・・Epimedium grandiflorum C.Morren var. thunbergianum
英名・・barrenwort
bishop's hat
fairy wings
horny goatweed
和名・・錨草
碇草
その他の名前・・淫羊霍(いんようかく)
三枝九葉草(さんしくようそう)
原産地・・日本
開花期・・4月~5月
花色・・白、ピンク、赤紫、黄
イカリソウという名前のイメージとは違い、軽やかに咲く花姿がとても印象的な
山野草です。
ちなみに、花が船の錨に似ているからイカリソウという名前になりました。
茎が3つに枝分かれし、先に小さな葉が3枚ずつつけるので、
三枝九葉草(さんしくようそう)とも呼ばれています。
その他にも生薬の呼び名として淫羊霍(いんようかく)という名前があります。
これは中国原産のイカリソウの同属、ホザキノイカリソウの漢名です。
日本産のイカリソウならば和淫羊霍と呼びます。
淫羊霍という名前に何故、羊という字が入っているのか・・気になって調べました。
「羊がイカリソウを食べて精力絶倫になった」という伝説があるそうです。
下記は主な効能、成分、イカリソウ酒の作り方になります。
~主な効能~
強精 滋養強壮 疲労回復 美容 低血圧症
健胃 健忘症 食欲不振 不眠症 など
~主な成分~
イカリイン(フラボノイド類) マグノフロリン(アルカロイド類)
エピメジン など
イカリソウは地上部の茎葉を薬用としますが、茎には有効成分が少ないです。
葉を用いるようにしましょう。
もし調理するのであれば、若葉はおひたしに葉なら天ぷらがお勧めです。
お茶にして飲んでも薬草酒にしてもよいでしょう。
食す場合、地上部の茎葉を葉の出揃う6~7月に根元から刈り取ります。
それを天日干しにし乾燥します。
乾燥したものを細かく刻みましょう。
~イカリソウ酒~
乾燥したもの・・200g
グラニュー糖・・100g
ホワイトリカー・・1.8L
乾燥した地上部の全草を刻んだものを、ホワイトリカーに漬け込みます。
冷暗所で保管してください。
2~3ヶ月後に完成です。
約20~40mlほどを水で割り、1日2回に分けて飲んでください。
お茶として飲むのであれば乾燥して刻んだものを8~10g程度、
煎じて飲むのもよいでしょう。
身体が温まりますよ。
ただ、副作用もあるようなので、のぼせやすい方、手足がほてりやすい方、
心臓の悪い方、胃腸の弱い方は飲まないようにしましょう。
飲み過ぎると吐き気、口渇、鼻血などが出るので飲みすぎには注意してくださいね。
生殖機能の低下、老化に伴う衰弱関節の痛みなどに用いられています碇草(イカリソウ)500g堀江... |
沈丁花(ジンチョウゲ)の花言葉と育て方 花の香る時期はいつ? [植物]
沈丁花の花言葉と育て方をご紹介いたします。
沈丁花(ジンチョウゲ・チンチョウゲ)とは
ジンチョウゲ科・ジンチョウゲ属の常緑低木のこと。
学名・・Daphne odora Thunb
和名・・ジンチョウゲ(沈丁花)
英名・・Winter Daphne
漢名・・瑞香
別名・・輪丁花
原産地・・中国南部、ヒマラヤ地域
開花期・・2月下旬~4月中旬
花色・・白(外側は紅紫)
耐寒性・・普通
耐暑性・・普通
<沈丁花の花言葉>
栄光
不死
不滅
歓楽
永遠
青春の喜び
信頼
自然美
開花時期になると甘い香りを放ち、白にワインレッドがかった小花が固まって
咲く種類が最もポピュラーです。
その他には、花が白いシロバナジンチョウゲ、緑葉に班が入った
フクリンジンチョウゲ、赤く丸い実(有毒)を楽しむミナリジンチョウゲなどが
あります。
ちなみに日本にある沈丁花は、ほとんどが雄株で雌株はあまり見られないそうです。
また花の煎じ汁は、歯痛・口内炎などの民間薬として使われています。
下記は沈丁花の育て方になります。
<日当たり・置き場所>
日当たりのよい屋外で管理します。
冬はできるだけ寒風に当てないようにしましょう。
<水やり>
土が乾いたらたっぷりと与えましょう。
<肥料>
寒肥えとして2月に発酵油かすを施します。
<用土>
水はけと水もちが良ければ特に土質を選びません。
水はけの悪い場所は避けてください。
・鉢植えの場合
赤玉土(小~中粒)6、腐葉土4の割合で混ぜた土を使用します。
・地植えの場合
植え付ける前に堆肥を混ぜておきましょう。
<植え付け・植え替え>
大きくなったら株を抜き取り根鉢を軽く崩して、一回り大きな鉢に植え替えます。
水はけが悪いと根腐れを起こしますので、できるだけ水はけと保水性のある
培養土を用います。
その時に元肥として緩効性化成肥料を混ぜたものを使用してください。
<増やし方>
挿し木で増やすことができます。
適期は5月中旬~6月になります。
新芽を10cmの長さに切り、さらにナイフで切り口が斜めになるように切ってください。
下葉を落として挿し穂を作ります。
挿し穂を作れたら鹿沼土に挿しましょう。
水はたっぷりと与えてください。
通常、2ヶ月ほどで発根します。
発根を確認きたら3号ポットに植えます。
その後は生長に応じて鉢上げをしてください。
<病害虫>
特にありません。
注意することといえば根腐れに気をつけることです。
<剪定>
適期は5月~6月になります。
そのままでも自然に形がまとまります。
姿が乱れてきたら、花後、株姿をこんもりとさせるように丸く刈り込みます。
そのまま冬越しして2月頃、徒長枝を切る程度に軽く整えるようにします。
こうすると花付きがよくなります。
剪定時期が遅れると花が咲かないことがありますので注意してください。
終わった花はその枝のすぐ下の分枝した所を切ってくださいね。
<花が咲かない場合>
花後に花がらを摘み、剪定を行います。
沈丁花の花芽は新梢の先にできます。
上記にも述べましたが、この時期を間違えると花が咲かないことがあります。
8月以降の剪定は、できた花芽を切り落としてしまう場合があるので
避けましょう。
香木の沈香(沈水香木(じんすいこうぼく))と丁子(丁香(ちょうこう)・クローブ)を
足した芳しい香りがなんともいえない沈丁花。
白い小花が半円形に咲く姿が見事です。
株立ちを全体的にこんもりさせるのもよいですが、下枝を落として
スタンダート仕立てにしても可愛らしい印象になりますよ。
是非、沈丁花を育ててみてくださいね。
胡蝶蘭の管理方法と育て方 どのようなお祝いに贈るとよいのか? [植物]
コチョウランとは
ラン科の植物のこと。
学名・・Phalaenopsis aphrodite
別名・・ファレノプシス、モスオーキッド
原産地・・東南アジアを中心とした熱帯~亜熱帯、フィリピン
開花期・・11月~4月
春~初夏
花色・・白、赤、ピンク、黄、紫、複色
耐寒性・・弱い
耐暑性・・強い
コチョウランの原種、ファレノプシス・アマビリスは、オンシジウムやデンドロビウムと
同じように、樹木の幹や枝に着生し、乾燥に強い洋ランの一つです。
品種改良が進み、多くの新種が登場しています。
白い大輪がゴージャスなユキマイ、シラユキヒメ、ピンクの花弁が美しい
ハッピーバレンタイン、白い花弁に赤いリップを持つシティーガールなどがあります。
下記はコチョウランの育て方になります。
<鉢選び>
・花が順序正しく咲いているもの
・茎が太くしっかりしているもの
・葉が肉厚で瑞々しく元気なもの
・花弁にキズやシミのないもの
花が順序よく咲くのが特徴ですので、途中の花が抜けているものは
ダニが原因となっている事が多いので選ぶのを避けてください。
株の大きさは同じコチョウランでも、花色や形が良く花数が多くなると
価格も高くなりますよ。
<日当たり・置き場所>
洋ランの中でも特に高温多湿を好むので、冬は暖かい室内で管理します。
直射日光を避け、レースのカーテン越しに日光が当たる場所がよいでしょう。
冬は30%、夏は50%(真夏は50%~70%)の遮光が必要です。
夜間、窓際は温度が下がります。
厚手のカーテンをしたり、室内の奥に移すなどして保温に努めましょう。
最低温度は20℃くらいが理想です。
花を観賞するだけなら12~13℃でも構いません。
湿度は60~70%が理想です。
乾燥している場合は、霧吹きで葉水を与えたり、加湿器を利用して湿度を
保ちましょう。
・夏越し
初夏、最低気温が20℃以上になったら、屋外で管理します。
直射日光を避け必ず遮光してください。
風に当てて生長を促し、雨にはできるだけ当てないようにしましょう。
<水やり>
植え込み材料が乾いたら水を与えます。
春から夏は水やりの回数を多くし、秋から冬は水を徐々に減らし乾燥気味に
育てましょう。
温度が低い時は、花弁に水滴がつくと茶色のシミになる場合があるので、
花には水をかけず必ず株元から水を与えてください。
また、葉水をこまめに与えて乾燥を防ぎましょう。
<肥料>
開花時期には肥料の必要はありません。
肥料は新芽が伸びる生長期に入ってから与えます。
春から秋に月に2~3回ほど液肥を与えるとともに、緩効性化成肥料を置き肥として
毎月与えましょう。
<用土>
水ゴケ、洋ラン用バークチップ、ヤシ殻チップなどを使用します。
水はけと通気性がよいので育てやすいと思います。
水ゴケ・・素焼き鉢
洋ラン用バーク、ヤシ殻チップ・・プラスチック鉢
これらの鉢で管理してください。
水ゴケなどは乾燥させてあります。
必要な分量をとり、水を十分ふくませておきます。
使用する前に水気を軽く絞りほぐしてから使用しましょう。
<植え付け・植え替え>
適期は5~7月になります。
ギフト用のものは3鉢くらいの寄せ植えになっている場合が多いので、
1鉢に1株ずつ必ず植え替えを行います。
根鉢を崩さないように、古い水ゴケを丁寧に取り除きます。
一回り大きな鉢に1株ずつ新しい水ゴケで、根を包むようにして植え替えましょう。
<病害虫>
・ボトチリス病
低温過湿の場合に起こりやすくなります。
適度な温度と湿度を心がけます。
・ダニ
殺ダニ剤を散布して予防しましょう。
<支柱立て>
9~10月頃に花芽が伸びはじめるので、花茎が倒れないように
支柱を立てましょう。
<花後の処理>
コチョウランは2回花が咲く性質があります。
元気な株で植え替えないなら、花を再び咲かせることができます。
一番花が終わったら花茎を3節くらい残し、2~3㎝上で切り戻します。
3~4ヶ月ぐらいするとわき芽(新しい花茎)が伸び、二番花が咲きます。
種類によってはわき芽が出にくいものもあり、全てのコチョウランが
2回花を咲かせるとは限りませんのでご注意ください。
株が弱って元気がないようなら、一番花が終わったら思い切って花茎を
根元から切り取りましょう。
花後の株をゆっくり休ませ、翌年の生育に備え葉を育てる方に専念します。
市場に出回っているものの多くは、温室で栽培されたものです。
冬か春に開花しますが、一般家庭で栽培する場合の開花は、春から初夏にかけて
になります。
コチョウランは最低気温が5℃以下になると枯れてしまいますので、
冬は必ず暖房のある暖かい部屋で管理してください。
ただし、暖房の温風が直接当たらない場所にしましょう。
夜間、冷え込む場合は保温を!
コチョウランはよくお祝いなどの贈答に利用される花です。
豪華さや美しさだけで選ばれているのではないようです。
<コチョウランの花言葉>
幸福が飛んでくる
変わらぬ愛
白・・清純
ピンク・・あなたを愛します
「幸福が飛んでくる」という縁起のよい花言葉に、鉢花は「根付く」ことから
開店祝いや開業祝いに贈られることが多いんですね。
この他にも就任祝い、新築祝い、誕生日などなど。
おめでたい席に好まれる花のようです。
お値段はちょっとお高めです。
お安いもので5,000円~、お高くなれば100,000円を超えるものまであります。
蝶が舞うように咲く花が清楚な雰囲気の胡蝶蘭。
ギフト用の高価なイメージがありますが、ミニ鉢も出回っていますよ。
贈り物で戴いたら、自分のご褒美に購入したら、是非、大切に育ててみてくださいね。
カランコエの育て方と花言葉 冬越しと短日処理の方法とは? [植物]
カランコエの育て方と花言葉をご紹介いたします。
カランコエ (Kalanchoe) とは
ベンケイソウ科の多年生の多肉植物のこと。
学名・・Kalanchoe
和名・・リュウキュウベンケイ(琉球弁慶)
別名・・ベニベンケイ など
原産地・・アフリカ南部・東部、アラビア半島、東アジア、東南アジア
開花期・・10月~5月
花色・・赤、黄、白、ピンク、オレンジ など
耐寒性・・弱い
耐暑性・・強い
カランコエは冬に咲く花で花期が長く、品種は約100種と多岐にわたります。
通常、カランコエといえば茎を伸ばした先に、小さな花がたくさん咲く
ブロスフェルディアナ種。
釣鐘状の花が下向きに咲く種類にはウェンディなどがあり、
最近は吊り鉢から垂らせるエンゼルランプも人気があります。
鉢花には草丈20cmぐらいまでの矮性種を選ぶといいでしょう。
花期はカランコエの育て方になります。
<苗の選び方>
・花付きがよいもの
・株がしまっているもの
・葉にシミやキズのないもの
<日当たり・置き場所>
冬は日当たりのよい室内の窓際に置きます。
真夏以外はできるだけ直射日光を当てて発育を促しましょう。
真夏は半日陰で株が蒸れないよう、特にベランダの輻射熱には気をつけてください。
カランコエは10℃以下では生育しなくなります。
秋頃(11月~5月)から室内で管理し、大敵である霜に当てないようにしましょう。
寒さに凄く弱い訳ではないので、部屋を必要以上に暖かくする必要はありません。
<水やり>
カランコエは多肉植物です。
根腐れしないよう多湿を避け、やや乾かし気味に育てましょう。
ただし、真夏の乾燥時には少し多めに水を与えてください。
秋から冬に向かっては徐々に水やりの量を減らし、生長が止まる
冬から春にかけては、かなり水やりの回数を減らします。
土が乾燥しはじめてから与えるのが水やりの目安と変わりますので
注意してください。
<肥料>
元肥に緩効性化学肥料を施すほか、生育期には2週間に1回程度の液肥を、
開花中はリン酸分の多い液肥を月に1~2回ぐらい与えましょう。
<用土>
水はけがよい土を好みます。
赤玉土(中~小粒)5、ピートモス2、川砂3の配合土がよいでしょう。
<植え付け・植え替え>
根詰まりを起こしやすいので毎年植え替えを行います。
適期は気温が高くなって生長が安定する5~6月です。
鉢から株を抜いて古い土を半分ほど落とします。
新しい土で一回り大きめの鉢に植え替えましょう。
その後たっぷり水やりをしたら、半日陰で落ち着くまで水を控えめにして管理します。
植え替えには水はけのよい培養土に、緩効性化学肥料を施したものを用いましょう。
<ふやし方>
・挿し芽
適期は5~6月になります。
切り戻しで花の付かなかった茎を5cmくらいに切り、下葉を取って挿し穂にします。
挿し穂を赤玉土(小)か鹿沼土に挿しましょう。
最初にたっぷり水をやった後は、乾かし気味に管理します。
発根を確認できたら、植え替え時と同じ用土で3号ポットに1本ずつ植え、
秋に株が育った所で5号鉢に定植しましょう。
カランコエは過湿になるといつまでも新芽が出ず、挿し芽の切り口が黒ずんで
腐敗してしまいます。
この場合は腐った根を切って新しい土に植え替えてくださいね。
<ピンチして定植>
7~8月上旬頃、花数を増やす為にピンチをします。
わき芽を増やしてボリュームのある株に育てましょう。
2~3節を残して先端を切ります。
株にボリュームが出てきたら5号鉢かプランター(15~20cm間隔)に植えましょう。
<切り戻し>
適期は5~6月です。
花茎を元から切り、株の1/3を残して切り戻したら鉢から抜いて、あとは
植え替えと同じ手順で一回り大きな鉢に植え替えましょう。
<病害虫>
灰色カビ病・・ベンレートなどの殺菌剤を施します。
アブラムシ、カイガラムシ・・カルホスなどの殺虫剤で駆除しましょう。
<カランコエの花が咲かない!?>
カランコエは日当たりのよい場所を好みますが、
短日植物なので日照時間が12時間より短くならないと花芽ができません。
明るい場所にずっと放置しておくと、いつまでたっても花は咲きません。
上手に花を咲かせるには、日に当てる時間を調節して暗い部屋に移したり、
ダンボール箱をかぶせて暗くするなど遮光する必要があります。
・短日処理
7~8月頃からが適期です。
18時~8時の間はダンボール箱をかぶせるなどして、
日照時間を人工的に12時間以下にしてください。
年末に可愛らしい花を咲かせることができます。
自然開花は通常、1~4月です。
最近では短日処理を行って開花促進させた品種が出回っているようですよ。
短日処理などと聞くと面倒なように思いますが、初心者でも簡単に育てられる
植物です。
是非、育てて部屋を華やかに飾ってみてくださいね。
<カランコエの花言葉>
幸福を告げる
あなたを守る
おおらかな心
たくさんの小さな思い出
山茶花の育て方と花言葉 剪定の方法とは? [植物]
サザンカ(山茶花)とは
ツバキ科の常緑広葉樹のこと。
山茶花(さんざか)と言っていたそうですが、音位転換した現在の読み方が
定着したそうです。
学名・・Camellia sasanqua
和名・・サザンカ(山茶花)
英名・・Sasanqua
原産地・・日本
開花期・・10月~12月(サザンカ系園芸品種群)
11月~3月(カンツバキ系園芸品種群)
12月~4月(ハルサザンカ系園芸品種群)
花色・・白、ピンク、赤、複色
耐寒性・・普通
耐暑性・・強い
山茶花は日本の温暖な地域に自生する常緑性の小高木です。
昔からたくさんの園芸品種があり、その分類は花の時期、花の形などの
特徴から「サザンカ系」「カンツバキ系」「ハルサザンカ系」の3つのグループに
分けられています。
~サザンカ系園芸品種群~
10~12月に咲く早咲き種。
野生サザンカに樹形や生態が近い。
花の特徴として一重や半八重咲きのもので、花の中心部に雄しべが広がる。
~カンツバキ系園芸品種群~
11~3月にかけて咲き続ける寒咲き種。
サザンカとツバキの種間交雑園芸品種になる。
樹形は横広がりで花の特徴は八重か獅子咲き。
~ハルサザンカ系園芸品種群~
12~4月にかけて咲く(品種によって差があり)。
サザンカとヤブツバキ、その園芸品種の自然交配で生まれた種間雑種。
花の特徴は一重から八重咲きまで様々な花の形がある。
下記は山茶花の育て方になります。
<日当たり・置き場所>
日当たりのよい暖かい場所から半日陰まで栽培できますが、
半日陰の場所は少々、花付きが悪くなります。
西日の当たらない場所、日陰の場所なら明るい場所を選びましょう。
また、やせ地や乾燥する場所はつぼみが落ちてしまいますので
注意が必要です。
寒さには比較的強い花ですが、冬は-5℃以下になるようであれば
防寒が必要になります。
冬の寒風が当たる場所も避けてください。
<水やり>
・庭植えの場合
植えつけてから根づけば、よほど乾燥する日が続かない限り水を与える
必要はありません。
自然の降雨だけで十分に育ちますが、雨が少なく土の表面が乾くような時は
たっぷりと水を与えましょう。
・鉢植えの場合
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
山茶花は開花期に花弁を広げるためにたっぷりと水を必要とします。
春の新芽が生長する時期もたくさん水を必要としますので、水切れをさせないように
気を付けてください。
夏の時期も乾きやすくなりますので、水やりを忘れないでくださいね。
<肥料>
・庭植えの場合
2~3月に元肥として粒状肥料を土に混ぜて施します。
株元の周辺に埋めておきましょう。
・鉢植えの場合
3月に化成肥料を株元に追肥します。
土の表面にばらまいて与えましょう。
<用土>
水はけがよく弱酸性の用土であれば特に土質を選ばずに育てられます。
赤玉土(中粒)1、鹿沼土(中粒)1、腐葉土またはバーク堆肥1の割合で混ぜた
ものでもよいでしょう。
市販の用土で構いませんが、もしも水はけが悪い場合は、
腐葉土を混ぜ込んで水はけを良くしてください。
ちなみに、アルカリ性の用土では肥料が吸収しにくくなります。
葉が黄色くなり生育が悪くなりますので注意してください。
<植え付け・植え替え>
植え付けの適期は春なら3月~5月、秋なら9月~10月になります。
庭植えなら植え穴に、鉢植えなら鉢底に緩効性化成肥料を元肥として入れて
植え付けます。
弱酸性の土でよく育ちます。
アルカリ性にならないように気をつけ、水はけがよい土で盛り土をして
高植えにしましょう。
・鉢植えの場合
鉢が根でいっぱいになり根づまりを起こすと花付きが悪くなります。
2~3年に1度、一回り大きな鉢で植え替えを行いましょう。
<増やし方>
・タネまき
10月頃に採取します。
そのまますぐにまきましょう。
山茶花の花が咲くまでには、庭植えなら5年はかかります。
鉢植えなら3年以上はかかりますので気長に待ちましょう。
・さし木
6月~8月にその年に伸びた新しい枝を10~20cmほど切り取って挿し穂にします。
水の入ったコップに挿し穂を入れ、水あげをしたら清潔な土に挿しましょう。
直射日光を避けた明るい日陰で管理します。
根が出るまでには数カ月はかかります。
その間、水切れさせないように注意しましょう。
挿し木した苗の花が咲くまでには2~4年かかります。
<病害虫>
病気・・花腐菌核病、すす病、もち病
花腐菌核病・・花弁に茶褐色の斑紋が現れる病気です。
予防としては水やりの時など花びらに水がかからないよう
注意します。
病気で地面に落ちた花は早めに処分してください。
すす病・・カイガラムシなどの排泄物が堆積した葉や枝に黒いすす状の
カビが発生します。
もち病・葉が焼いた餅のようにふくれる、ツバキ類によく発生する病気です。
ふくれた葉っぱは白っぽいカビが生えてきて枯れてしまいます。
予防としては病気にかかった葉を取り除く程度でよいです。
どの病気も酷い場合は薬剤を散布しましょう。
害虫・・チャドクガ、カイガラムシ類
チャドクガ・・春にチャドクガの幼虫が発生し葉を食害します。
見つけ次第、薬剤を散布して駆除します。
チャドクガの毛に触れると皮膚がかぶれてしまいます。
駆除する際は、手袋はもちろん皮膚の露出を抑えてください。
適宜、剪定を行い風通しをよくしておくと発生しにくくなります。
カイガラムシ類・・風通しの悪い環境で発生しやすく、樹液を吸い栄養を奪います。
排泄物によって光合成を阻害する他、すす病を誘発します。
見つけ次第、こすり落としましょう。
幼虫の時期であれば薬剤を散布して駆除しましょう。
<花がら摘み>
花が咲き終わったら果実に養分を取られない様にする為、
早めに子房ごと花がらを摘み取りましょう。
<剪定>
適期は春の3月~4月になります。
枝が混み合っていると内側まで日が当たらず、風通しも悪くなり、
病気や害虫が発生しやすくなります。
山茶花の先端に必ず葉が残るように葉のすぐ上で剪定してください。
新しく伸びた枝の先端に花芽を付ける性質があるためです。
また、突出して伸び出た枝を樹形に合わせて切り詰めればよいです。
枝を短く切り戻す(強剪定)と、花が咲かなくなる場合があります。
基本は枝の間引きと弱い切り戻しです。
小さい頃は山茶花(サザンカ)と椿(ツバキ)の違いがよくわかりませんでした。
簡単な違いは山茶花は花びらが1枚1枚バラバラに散り、椿は花が丸ごと
落ちるそうです。
寒い季節に美しく咲く山茶花を是非、育ててみてくださいね。
<山茶花の花言葉>
困難に打ち勝つ
ひたむきさ
白・・愛嬌 理想の恋
桃、赤・・理性 謙遜
葉牡丹(ハボタン) 葉牡丹の育て方と種類、楽しみ方とは? [植物]
葉牡丹(ハボタン)とは
アブラナ科・アブラナ属の多年草のこと。
冬の鑑賞用の植物として鮮やかな葉を楽しみますが、
多年草ではなく一年草として扱われる事が多いです。
学名・・Brassica oleracea var. acephala
和名・・ハボタン(葉牡丹)
英名・・ornamental cabbage
ornamental kale
flowering kale
原産地・・ヨーロッパ
観賞期・・11月~3月
耐寒性・・強い
耐暑性・・普通
葉牡丹の名前の由来・・葉を牡丹の花に見立てたため。
葉牡丹は寒くなるにつれて株の中心が白やピンクに発色するもの、
葉の縁が濃いピンクになるものがあります。
葉が丸い東京丸葉系のツヅミシリーズ、葉の縁に細かいウェーブを持つ
名古屋ちりめん系のピーチドレス、葉に切れ込みが入る切れ葉系の
パラマウントシリーズなどに分けられます。
直径が30cm以上になる大型種もありますが、鉢植えには矮性種やミニ系が
適しています。
丈夫で初心者でも育てやすく、花の少ない冬から春まで鑑賞することができますよ。
下記は葉牡丹の育て方になります。
<日当たり・置き場所>
日当たりのよい屋外が理想です。
寒さに強く、半日陰でも育ちますが、寒風は葉を傷める原因となることがあるので
気をつけてください。
<水やり>
水やりは午前中に行います。
夕方以降はできるだけ控えましょう。
葉水も必要なので暖かい日を選んで、全体的に水をかけるようにしてください。
<肥料>
植え付けする際に土の中に元肥として混ぜてください。
窒素分が多いと緑色が濃くなり、赤や白の発色が悪くなるので、
肥料のやり過ぎは禁物です。
9月以降は肥料を与えないようにしましょう。
<用土>
水はけと水もちのよい、有機質に富んだ土が理想です。
市販の草花用培養土、または赤玉土(小)6、腐葉土3、バーミキュライト1の
配合土がよいでしょう。
<植え付け・植え替え>
基本、1年草扱いなので植え替えは行いません。
植え付けの適期は10月中旬~12月です。
黄色になった葉などは取り除き、根鉢を崩さずポットから抜きます。
水はけのよい用土で一回り大きな鉢に植え付けましょう。
数株まとめて植えるなら、葉と葉が触れるくらいに大きめのコンテナに密植し、
株の頭(高さ)を揃えるようにすると見栄えがします。
植え付けが終わったら、たっぷりと水を与えましょう。
<増やし方>
・種まき
適期は7月~8月になります。
種まき用土にすじを作り、すじまきをします。
まいたら薄く覆土をしてください。
日陰の特に風通しのよい涼しい所で管理しましょう。
発芽するまでは乾かさないように注意してくださいね。
芽が出てきたら間引きを行います。
本葉が2~3枚になったらポットへ1株ずつ移し替えましょう。
その後の生長で徐々に鉢を大きくしていきます。
その際、枯れた下葉はこまめに取り除いてください。
<病害虫>
アブラムシなどがつきやすいので、オルトラン粒剤を定期的にまき防除しましょう。
<花が終わったら>
葉牡丹は葉の美しさを楽しむ植物になります。
春先、株の中央から花茎が伸びて咲く本当の花は、菜の花に似ていますが
アンバランスな花姿で、鑑賞には不向きです。
(種子が欲しい場合は、花が終わったら採種してください)
何枚も重なった葉がボタンの花のような葉牡丹。
実はキャベツの仲間で、冬の鑑賞用として改良された園芸種です。
楽しみ方としては、葉牡丹だけを大きめの鉢に3~4株植えて和風に楽しむやり方と、
プリムラ・ジュリアンなどの華やかな花と寄席植えにして洋風に楽しむやり方など、
お好みで植えてみては如何でしょう。
ダイオウショウ(大王松)と植えてお正月らしい演出をしてみるのもお勧めですよ。
<葉牡丹の花言葉>
利益
慈愛
物事に動じない
祝福
愛を包む
オンシジウムの花言葉と育て方 植え替えと増やし方の方法とは? [植物]
オンシジウム(オンシジューム)とは
ラン科の1属名のこと。
洋ランとしても広く親しまれている花です。
学名・・Oncidium
別名・・ムレスズメラン(群雀蘭)、オンシジューム、ダンシングレディオーキッド
原産地・・熱帯・亜熱帯アメリカ
開花期・・種によって異なる(不定期性あり)
12月~1月、4月~6月、9月~10月
花色・・黄、ピンク、紫、オレンジ
耐寒性・・弱い
耐暑性・・強い
<オンシジウムの花言葉>
清楚
一緒に踊って
美しい瞳
遊び心
オンシジウムはもともと樹木の幹や枝に着生するランで、乾燥に強いのが特徴です。
黄色の大輪が美しいスイートシュガー、アロハイワナガ、小輪でカスミソウの様に咲く
オブリザタムなどがあります。
色は黄色の他、ピンクや紫色の品種も改良されています。
種類が多く年間を通じて花が咲きますよ。
下記はオンシジウムの育て方になります。
<鉢の選び方>
・花茎のしっかりしたもの
・新芽があるものがより良い
・根がはみ出しているものは元気のよい証拠
・多少の葉焼けは大丈夫
・黒い斑点が入ったものは避ける
<日当たり・置き場所>
冬は室内で8℃以上を保ってください。
日光を好みますが直射日光は避け、レースのカーテン越しに日が当たる場所が
よいでしょう。
過湿に弱いので風通しのよい所を選びましょう。
暖房機の温風が直接当たる場所は避けてください。
春から秋は屋外で管理しても大丈夫ですが、遮光ネットを張って30~40%遮光
(真夏は50~70%)する必要があります。
<水やり>
植え込み材が乾いたら水を与えるのが基本になります。
冬は1週間に1~2回、夏は2日に1回を目安にしてください。
晴れた日の午前中に水を与えてくださいね。
<肥料>
春、新芽が伸びてきた頃から液肥を月に2回くらい与えます。
夏以降は与えません。
<用土>
基本は水ゴケを使用します。
その他の場合は、バークや軽石などを混ぜたミックスコンポストを利用してください。
<植え替え・植え付け>
3月中旬~4月中旬が適期になります。
生長がよく根が鉢からはみ出したものや、植え込み材(水ゴケやパーク)が
古いものは、植え替えを行います。
根でいっぱいになった鉢を叩いて、鉢から株を抜きます。
古い根などを取り除きましょう。
消毒したナイフやハサミで株を切り分けます。
その時に新芽を切らないように注意してください。
それぞれを新しい植え込み材で根を包むようにして植え付けてください。
<ふやし方>
・株分け
適期は植え替えと同じ頃になりますので、植え替えを兼ねて行います。
丈夫な植物ですが、あまり細かく分け過ぎるとその後の生育が悪くなり、
翌年花が咲かない(作落ち)ことがありますので気をつけてください。
バルブの数がは3バルブ以上で1株になるように切り分けましょう。
<病害虫>
軟腐病予防の為、風通しをよくしましょう。
<花後の処理>
花が終わったら、花茎だけを根元から取り除きます。
バルブ(茎)や葉には養分を蓄えているので、切らないで生長を続けさせましょう。
水のやり過ぎは根腐れの原因になります。
また、植え込み材料が古くなったものは、早めに新しいもので植え替えましょう。
色鮮やかな黄色の小花が美しいオンシジウムを是非、育ててみてくださいね。
クリスマスローズの育て方と花言葉 植え替えの方法とは? [植物]
クリスマスローズの育て方と花言葉、植え替えの方法をご紹介いたします。
クリスマスローズとは
キンポウゲ科の常緑多年草のこと。
学名・・Helleborus niger
英名・・Christmas rose
別名・・ガーデン・ハイブリッド、レンテンローズ、ヘレボルス・ヒブリドゥス
原産地・・ヨーロッパ、西アジア
開花期・・12月~4月
花色・・白、ピンク、緑、紫、紅色、茶、黒、黄、複色
耐寒性・・強い
耐暑性・・普通
クリスマスの頃に開花するのはヘレボルス・ニゲルで、春咲きクリスマスローズとも
呼ばれます。
2~4月に咲くレンテンローズはヘレボルス・オリエンタリス系の園芸種です。
クリスマスに咲く方は、1本の茎に白い花が1輪開き、春咲く方は、白の他、緑、ピンク、
濃い紅色などの花がいくつかつきます。
ローズと名は付きますがトゲはなく、華やかさも弱いですが、
うつむき加減に咲く花姿と寒さに強く丈夫で、育てやすいのが人気の秘密です。
下記はクリスマスローズの育て方になります。
<苗選び>
11月下旬頃から鉢花が出回ります。
間延びせず、よくしまった株を選びましょう。
葉の色つやのよいもの、また、つぼみが多いものの方が長く楽しめます。
<日当たり・置き場所>
比較的寒さに強いので花が咲くまでは屋外で管理します。
花が咲いたら日当たりのよい室内に入れるとよいです。
強い日差しに弱いので、レースのカーテン越しに置きます。
また、高温乾燥にも弱いので、暖房の風は大敵です。
同様に夏のベランダも厳禁です。
涼しい工夫をしてください。
<水やり>
土の表面が乾いたらたっぷりと与えてください。
夏は控えめ、生長期の秋から春は乾く前に与えます。
<肥料>
鉢植え購入後、1ヶ月くらいしたら緩効性化成肥料を与えましょう。
<植え付け・植え替え>
適期は9月~10月上旬です。
鉢が根でいっぱいになったら植え替えを行います。
株を鉢から抜いたら古い土を1/3落とします。
赤玉土(小粒)7、腐葉土3、緩効性化成肥料3g/ℓの配合土で
一回り大きな鉢に植えつけてください。
<ふやし方>
・株分け
秋頃に行います。
株が生長して込み合ってきたら鉢から抜き、古い土を落として手で2~3芽に
株を分けます。
培養土に緩効性化成肥料を混ぜたら一回り大きな鉢に植え替えます。
(培養土は植え替えの項目と同じものです)
<病害虫>
病気は特にありません。
害虫・・アブラムシ
発生したらオルトラン粒剤を株元にまいて防除しましょう。
クリスマスローズの花が終わったら、花茎から切りとります。
次々に花が咲いて長く楽しむことができますよ。
花がらをそのままにしておくと、5月頃、熟した実から種子が採れますが、
一定の湿度を保持しながら3年ほど管理しなければ花は見られません。
微妙な花色とうつむき加減に咲く姿が愛らしいクリスマスローズ。
寒さや日陰に強く、丈夫ですので是非、育ててみてくださいね。
<クリスマスローズの花言葉>
不安を取り除いて下さい
スキャンダル
追憶
中傷
慰め
皇帝ダリアの育て方と花言葉 挿し木の方法とは? [植物]
皇帝ダリアの育て方と花言葉、増やし方をご紹介いたします。
皇帝ダリアとは
キク科・ダリア属( テンジクボタン属)の多年草のこと。
学名・・Dahlia imperialis
英名・・Tree dahlia
別名・・木立ダリア、コダチダリア、帝王ダリア、ツリーダリア、インペリアルダリア
原産地・・メキシコ~中米
開花期・・11月~12月
花色・・ピンク、紫
草丈・・2~6m
耐寒性・・弱い
耐暑性・・普通
ダリア属は球根植物です。
茎が木質化し、葉は2~3回羽状複葉で15~20cmの大きなピンク色の花を
咲かせます。
普通のダリアと違って茎が太くなり草丈が高くなるのが特徴です。
皇帝ダリアは短日性植物なので、日照時間が短くならないと花芽をつけません。
花の近くに街灯や電灯があり夜も明るい場所では、花芽をつけないので
置き場所には注意してください。
花は切り花にしても楽しめますが、蕾の状態で切り花にしても開花しないので
花が咲いてから切り花に使用しましょう。
ちなみに、皇帝ダリアは寒さに弱いので、冬の霜に当たると一発で
枯れてしまいます。
花が咲くまでに霜が降りてしまった場合、咲かずに枯れるということもある訳ですね。
下記は皇帝ダリアの育て方になります。
<日当たり・置き場所>
鉢植え、庭植え共に生育期は日当たりのよい場所で管理します。
・鉢植えの場合
冬は凍らせないように暖房が直接あたらない室内に取り込むか、
鉢ごと地中に埋めて冬越しをさせましょう。
・庭植えの場合
街灯など明るい場所を避け、夜は暗くなる場所を選びましょう。
<水やり>
春~秋の生育期間中、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
真夏は朝夕の2回くらい与えます。
冬は乾燥気味に育てますが、完全に乾かさないよう注意してください。
・庭植えの場合
雨水があれば特に水を与える必要はありません。
<肥料>
元肥にリン酸分を豊富に含む緩効性化成肥料を適量施しましょう。
<用土>
水はけと水もちがよく有機物が豊富な土が適しています。
赤玉土(中粒)5、腐葉土3、ピートモス2の配合土を使用しましょう。
<植え付け・植え替え>
適期は3月~5月に球根を植え付けます。
植え替えを行う場合の適期は3月になります。
芽を鉢の中心にして植えてください。
芽が上を向くように置くことです。
<ふやし方>
・挿し木
霜が降りる前に茎を節毎に輪切りに切断して、土に植えておくと芽を出します。
輪切りにした茎はミズゴケに挿して育てます。
節から芽が出てきたら培養土に挿して、冬の間は室内で栽培してください。
ミズゴケを乾かさないように注意しましょう。
春になったら庭や鉢にミズゴケを付けたまま植えてください。
<支柱立て>
倒れやすいので、植え付けと同時に太くて長い支柱を立てて、
しっかり結び付けておきましょう。
支柱を立てる際は、球根を傷つけないようにしてください。
<摘心・切り戻し>
適期は6月~8月になります。
皇帝ダリアの新芽が伸び始めた頃に摘心を行います。
切り戻しは何回か行うと、草丈が低い状態で花を咲かせることができます。
8月を過ぎてからの切り戻しは、花芽がつきにくくなりますので気をつけてください。
<病害虫>
病気・・特に心配ありません。
害虫・・ヨトウムシなど
6月~10月に発生し新芽や葉を食い荒らします。
見つけ次第、薬剤を散布して駆除しましょう。
迫力満点の美しい花、皇帝ダリアを是非、育ててみてくださいね。
<皇帝ダリアの花言葉>
乙女の純潔
乙女の真心