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パセリの育て方とは? 保存方法はどうするの? [植物]

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パセリの育て方をご紹介いたします。

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パセリは、
セリ科の二年草。
野菜として食用にされています。

一般的に使用されているものは、
品種改良によって葉が縮れているものが多いようです。
この種は、カーリーパセリ (Curly parsley) とも呼ばれています。

他にも、イタリアンパセリ(平たい葉)がありますが、
これは同属別種になります。
また、中国パセリは同科別属です。

学名 Petroselinum crispum
和名 オランダゼリ・オランダミツバ
英名 parsley
仏名 persil
中国語では、香芹 (xiāng qín ピンイン)

種まきの時期 4月~5月 9月~10月
植えつけの時期
 9月~11月
収穫時期 6月~7月 9月~10月

草丈 30~70cm
原産地 ヨーロッパ南東部・西アジア
精油成分 ピネン・アピオール

パセリは、さわやかな香りを持ち、
鮮やかな緑色をしているのが特徴です。

古代ローマ時代より料理に使用されています。
日本だけでなく、世界各地で好んで使われる
ハーブの1つです。

パセリは気候等の適応性に優れているため、
とても栽培が簡単です。

日本での主なパセリの使われ方としては、
料理の付け合わせや飾りなどですね。

他にも、そのまま食用としたり、香りづけに用いたり、
におい消しに使用したりと、色々な利用方法があります。

また、パセリは精油成分を多く含むハーブの
1つでもあるんですよ。

パセリ独特の香りは、
アピオールなどの精油成分によるものです。
この精油には、口臭予防、食欲増進、疲労回復、
食中毒予防効果などがあるといわれています。


下記はパセリの育て方になります。

パセリは、春と秋に種から芽を出し、
約2年間(2年草)ほど育つ野菜です。

<種まき>

プランターや小さめの鉢で育てます。
種まきは、点まきでいいです。

種が隠れる程度に土をかぶせ、
湿った状態を保ちましょう。
パセリは発芽まで1週間以上かかります。
その間、水分を切らさないように管理しましょう。

<間引き>

間引きは2回に分けて行います。
状態の良いものを残し、虫でやられたもの、
成育の悪いものを選んで間引きましょう。

<日当たり・置き場所>

日当たりが良いところでもいいのですが、
半日陰が適しています。
また、夏の直射日光は避けましょう。
乾燥には弱いですよ。

よく日に当てるとパセリの葉は色が濃くて固めに育ちます。
逆に軟らかくしたい場合は、明るい日陰で育てましょう。

置き場所ですが、
日光が当たる窓際やベランダが理想です。

ベランダに置く場合は、真夏の照り返しに、
また、寒風が強い場合は葉が痛むので
室内で管理しましょう。

冬は明るい窓辺で育てます。
パセリの生育温度は5℃なので、
霜に当たると枯れてしまいますので
気をつけてください。

冬の寒さには強い方です。
5℃以上の気温があれば冬越しできます。

鉢植えの場合
霜のかからない場所で管理しましょう。

地植えの場合
地面を凍らさないよう、腐葉土などで
土の表面を覆ってやるなどしましょう。

<水やり>

湿り気が好きなので、土の表面を触って、
半乾きの状態になったらたっぷりと与えましょう。
水やりを忘れないように!

乾燥に弱いです。
春~秋にかけての生育期間中は
土が湿っているくらいにしてください。

水はけが悪い土だと株元から腐ることがあるので、
気をつけましょう。

冬は生育しませんので、水やり回数を控えめにします。

<肥料>

パセリは次々と葉が出て生長していきます。
春~秋にかけての生育期間中は
肥料を切らさないようにしましょう。

目安としては、一週間に一回程度、
液体肥料を与えてください。
冬は与える必要はありません。

<用土>

パセリは酸性の土壌では育ちにくいです。
また、水はけの悪い土壌も上手く育ちません。
特に粘土質の土壌は苦手です。

鉢植えの場合
赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使います。

庭植えの場合
植え付ける前に石灰をよく混ぜ込んで酸性を中和しましょう。

<植え替え・植え付け>

種まきから育てた場合、
本葉が5~6枚くらいに育った頃、
株間20~30cmくらいに植えつけます。

パセリの根はデリケートなので、
根を傷めたり、切らないように気をつけましょう。
植えつけの後にたっぷりと水を与えます。

<ふやし方>

株分けはできません。
種をまいて増やします。

種をまく時期は春は4~5月、
秋は9~10月が発芽しやすいです。

種はまく一晩前に、水につけておきます。
種が乾いてしまわないように土を覆いますが、
土は薄めにかぶせてください。

<病害虫>

・軟腐病
多湿状態で発生しやすい病気です。
水はけをよくし、こまめにパセリの葉を収穫し、
風通しをよくしましょう。

・ヨトウムシ
ヨトウムシは葉や茎を食べます。
夜行性なので昼は土の中にいます。
土を掘り起こすと見つかる場合がありますので、
早めに駆除しましょう。

・アブラムシ
アブラムシは捕殺するか、非農薬で駆除します。
室内で管理していても発生しますよ。

・アゲハ蝶の幼虫
見つけ次第、早めに取り除きます。
放っておくと、パセリが丸坊主になってしまうことも
あるので注意してください。

<花茎摘み>

パセリは、初夏頃に花を付けます。
そのまま放っておくと株が弱ってしまいます。
そうなると、出てくる葉っぱの数が少なくなったり、
枯れてくることがあります。

花茎は早めに摘んでしまいましょう。
パセリは2年草になります。
花後に自然に枯れてしまうことも
ありますよ。

<収穫>

パセリの真ん中の新芽は、
これから大きく育つところなので残します。
大きくなった葉を外側から順番に、
使う分だけ収穫しましょう。

本葉が13~15枚になったら収穫できます。
一度にたくさん収穫するより、
少しずつ何度も収穫するようにしてください。

一度にたくさん採ってしまうとその後の生育が弱るので、
最低でも1株当たり8枚以上の葉を残しましょう。

パセリは、葉が茂りすぎて風通しが悪くなると、
株が蒸れて外側から黄色く枯れてきます。
その場合は、風通しをよくする為、
こまめに収穫してください。

収穫する時は爪で茎をつまむようにするか、
ハサミで行いましょう。

ちなみに、パセリは花を咲かせると枯れてしまいます。
つぼみが出来た時は、早めに摘み取りましょう。




パセリがたくさん取れた時は、
乾燥、冷凍保存ができるので、
それをストックしておくと便利ですよ。

乾燥パセリは収穫したパセリを水で洗い、
水分を拭き取ります。
電子レンジでパセリの水分を飛ばして、
パリパリにし、それを手でほぐして出来上がりです。

冷凍保存の場合は、パセリを
水で洗ってしっかりと水分を拭き取ったら、
保存袋などに入れて冷凍します。

パセリが凍ったら、手でもんで細かくすれば
出来上がり。

どちらも、刻みパセリとして、
スープパスタ、などに使ってみてください。

栄養満点のパセリを育てて、
色々な料理に使ってみてください。





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