蓮(ハス)の花の名所、京都ではどこにある? [植物]
京都の蓮の花の名所をご紹介いたします。
ハス(蓮)とは
インド原産のハス科・多年性・水生植物になります。
学名・・Nelumbo nucifera
和名・・ハス
英名・・Lotus
原産地・・インド亜大陸、熱帯~温帯アジアなど
草丈・樹高・・50~100cm程度
種子・・大型のもので約2cm(花托あり)
開花時期・・7月~9月
花色・・白、ピンク、黄
耐寒性・・普通
耐暑性・・強い
開花時間・・朝に開花し、昼には閉じる
花の終わり方・・開花から4日めに花びらが散る
ハスは地中の地下茎から茎を伸ばし、水面に葉と花を
高く伸ばして咲きます。
草高は約1mほどで、茎に通気のための穴が通っています。
ハスは、長い地下茎が分岐して株数を増やします。
ちなみに、この越冬用の太った地下茎が皆さんご存知の
レンコンなんですよ。
ハスの地下茎が、レンコン(蓮根)として食用にされているんですね。
葉は円形で葉柄が中央についています。
浮葉、立葉、巻葉など撥水性があって水玉ができる
「ロータス効果」が見られます。
仏教では、極楽浄土を象徴する花とされ仏像の台座模様に使われています。
蓮(ハス)と睡蓮との違いが分かりにくい・・とよくいわれますが、
簡単に述べると
・ハス
葉や花が水面から立ち上がる
(品種によって例外もありますが・・)
花の中心に蜂の巣のように穴が開いていて中に実が入っている
・睡蓮
葉も花も水面に浮かんだまま
花の中心に鉢の巣のように穴や実が入っていない
花托に蜂の巣状の果実が実ることから「蜂巣(はちす)」と呼ばれ、
それが省略されて「ハス」となったといわれています。
(花托・・花柄(かへい)の先端で、花びら・雄しべ・雌しべ・萼(がく)などがつく部分)
(花柄・・花軸から分かれ出て、その先端に花をつける小さな枝)
ちなみに、果実の皮はとても厚いんです。
そして土の中で発芽能力を長い間、保持することができます。
下記は京都でハスが見られる名所になります。
<京都のハスの名所>
・三室戸寺
住所・・宇治市菟道滋賀谷21
開花時期・・6月下旬~8月上旬
休み・・年末以外無休
時間・・8:30~18:30
料金・・500円、小人300円(宝物殿は別途300円)
駐車場・・500円300台
大賀ハス・古代ハスなど150種250鉢
最奥にある本堂の前に蓮鉢がずらりと並びます。
こちらはつつじ・シャクナゲ・紫陽花の他、紅葉の名所でもあります。
「花の寺」として有名です。
三室戸寺 0774-21-2067
・勧修寺
住所・・京都市山科区勧修寺仁王堂町27-6
開花時期・・6月下旬~8月上旬
休み・・無休
時間・・9:00~16:00
料金・・400円、小中学生200円
駐車場・・無料50台
阿弥陀堂の前の氷室池にハスが咲いています。
勧修寺 075-571-0048
・法金剛院
住所・・京都市右京区花園扇野町49
開花時期・・7月中旬~8月初旬
休み・・無休
時間・・観蓮会開催中7:00(通常は9:00)~16:00
料金・・400円、高校生300円、中学生以下300円
駐車場・・無料25台
池一面に蓮が咲き「蓮の寺」として有名です。
中門をくぐると美しい花を付けた蓮鉢が多数並んでいます。
法金剛院 075-461-9428
・龍安寺
住所・・京都市右京区竜安寺御陵下町13
開花時期・・6月中旬~7月下旬
休み・・無休
時間・・8:00~17:00
料金・・500円、小・中学生300円
駐車場・・1時間迄無料
嵐山にある世界文化遺産のお寺です。
山門左手の大きな鏡容池一面に蓮が咲いています。
こちらの枯山水庭園は有名です。
また、睡蓮も池一面に咲いています。
龍安寺 075-463-2216
・立本寺
住所・・京都市上京区七本松通仁和寺街道上ル一番町
開花時期・・7月中旬~8月上旬
休み・・無休
時間・・自由
料金・・境内無料、拝観料は500円
駐車場・・無料10台
蓮80種・80鉢
地元ではハスのほか、桜の名所でもあります。
立本寺 075-461-6516
・京都フラワーセンター
住所・・相楽郡精華町大字北稲八間小字大路84
開花時期・・7月中旬~7月下旬
休み・・第2・第4木曜日、12月28日~1月1日
時間・・9:00~17:00(3月~10月)
9:00~16:00(11月~2月)
料金・・15才以上500円、4~14才250円、
70才以上・障がいをお持ちの方は半額
睡蓮約200品種
京都フラワーセンター 0774-93-0811
・長岡天満宮境内「山の池」
住所・・京都府長岡京市天神2丁目15-13
開花時期・・7月上旬~8月中旬
時間・・9~18時
境内自由
1996年に友好都市の中国・寧波市から贈られた
「杭州西湖紅蓮」など約300株があります。
池の上の回廊を巡りながら蓮の花を楽しんでください。
長岡京市観光協会 075-951-4500
長岡天満宮 075-951-1025
・万福寺
住所・・京都府宇治市五ヶ庄三番割34
開花時期・・7月~8月上旬
時間・・9:00~17:00
料金・・500円、中学生以下300円
駐車場・・最初90分500円、超過30分ごと200円
万福寺 0774-32-3900
約100種類150鉢の蓮が見頃となります。
ハスは参道の他、放生池、中和園の池で見られます。
・平等院
住所・・京都府宇治市宇治蓮華116
開花時期・・7月~8月中旬
休み・・年中無休
時間・・平等院庭園、8:30~17:30
料金・・300円、中高生200円、小人150円
1999年の発掘調査で200年前の蓮の種が一粒見つかり、
その種を栽培し2001年に開花して以来、毎年花を咲かせているそうです。
白色の花びらの先端がピンク色になっていて、
開花すると純白の大輪に変わるとい珍しい古代蓮です。
平等院 :0774-21-2861
開花状況など、詳細をご確認の上、お出掛けください。
<蓮の花言葉>
「雄弁」
「休養」
「沈着」
「神聖」
「清らかな心」
「離れゆく愛」
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