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予防接種のスケジュールを立てるには 予防接種の間隔は? [医療]

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予防接種のスケジュールを立てるには、また、予防接種同士の間隔に
決まりがあるのかをご紹介いたします。

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予防接種(よぼうせっしゅ)とは
病気に対する免疫をつけるために抗原物質(ワクチン)を投与すること。

主にワクチンは皮下注射で接種されます。
胃腸からの吸収が期待できないためです。
しかし、ポリオの生ワクチンは経口で接種されます。
ポリオワクチンは、腸を中心とする免疫を作るためです。

何故、ワクチンを接種しなければならないのでしょう?

ワクチンを接種することにより、病原体の感染を防いだり
和らげたりする
ことが期待できるからです。
また、予防接種は、伝染病の抑止に最も効果的だといわれています。


<予防接種に使用される主なワクチンの種類>

生ワクチン・・麻疹、風疹、ポリオ、BCG
生ワクチンは生きた病原体の毒性を弱めたものです。
ただし、生の病原体を体に入れるため、接種した病原体により
軽い副反応が起こることがあります。
また、このワクチンは、免疫不全状態の人には使えません。

不活化ワクチン・・百日咳、日本脳炎、インフルエンザなど
死んで毒性を失った病原体の成分のみのものです。
ワクチンの効果は弱いため、免疫反応を強化するには
何度かの接種が必要になります。

トキソイド・・ジフテリア・破傷風
菌が発生する毒素を取り出し、それを無毒化したものです。
不活化ワクチンと同じく、ワクチンの効果は弱いです。
こちらも何度かの接種が必要になります。

ちなみに、トキソイドは病原体そのものを攻撃する抗体を作らせる訳ではありません。
ワクチンに含まないという考え方もあるようです。


予防接種の接種方法の種類として、定期接種と任意接種があります。
覚えておくとよいでしょう。

~定期接種~

予防接種の対象年齢が近づくと、市役所の担当課などから
封書などで連絡がくると思います。
保護者の方は、必ず接種対象者にワクチンを受けさせてください。
接種費用は自治体による公費助成が行われます。
(有料とする地方公共団体もあるようですのでご確認ください)

定期接種に該当するワクチンの種類は、ジフテリア・百日咳・破傷風混合(DPT)、
BCG(結核)、麻疹(はしか)、風疹(三日はしか)、ポリオ(急性灰白髄炎)、
日本脳炎です。

~任意接種~

こちらは、接種者の自由意思による接種になります。
必ず接種しなければならない、という訳ではありません。
接種費用は全額自己負担となります。

ちなみに、子宮頸がん、ヒブ、小児用肺炎球菌を対象に、
接種費用の90%以上を国と地方自治体により助成しているようです。

任意接種に該当するワクチンの種類は、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、
水痘(みずぼうそう)、A型肝炎、B型肝炎、成人用肺炎球菌、狂犬病などです。

予防接種を受けて、体調が悪くなったり健康被害が発生した場合は、
医薬品副作用被害救済制度が適用されますので、接種を受けた病院、
自治体などに速やかに連絡
してください。


<予防接種を受ける間隔とは?>

赤ちゃんが生まれて2ヶ月目から予防接種は早いもので始まります。
それまでにまず、かかりつけの病院を選んでおきましょう。

ワクチンの種類によって、次に受ける予防接種の間隔が違ってきます。
必ず覚えておきましょう。


~生ワクチン接種後~

・別のワクチンを接種する場合・・接種後は4週(中27日)以上の間隔をあける
・同じワクチンを接種する場合・・ワクチンの種類ごとに間隔が違う

該当するワクチンは、ロタウイルス、BCG、MR(麻しん風しん混合)、
おたふくかぜ、みずぼうそうなど

~不活化ワクチン接種後(トキソイド含む)~

・別のワクチンを接種する場合・・接種後は1週(中6日)以上の間隔をあける
・同じワクチンを接種する場合・・ワクチンの種類ごとに間隔が違う

該当するワクチンは、B型肝炎、ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合(DPT-IPV)、
三種混合(DPT)、ポリオ(IPV単独)、日本脳炎、インフルエンザ、HPVなど


予防接種を受けて、次に別の種類の予防接種を受けるまでの接種間隔は、
生ワクチンなら4週間(中27日)、不活化ワクチンなら1週間(中6日)です。

スケジュールを立てるなら、上手くその間隔を利用しなければなりません。

例えば、生ワクチンと不活化ワクチンを受けるとします。
不活化ワクチンを先に受ければ、1週間後に生ワクチンが受けられます。
逆に生ワクチンを先に受けると、4週間後まで不活化ワクチンを受けられません。
こうなると、時間がかかりますし、免疫を得るのが遅くなります。

また、同じワクチンを続けて接種する場合、
四種混合や三種混合ワクチンの1回目と2回目の間なら3~8週間あけて下さい。
ポリオワクチンなら6週間以上のあきが必要になります。

1日に同時に接種できる種類もありますので、病院や地元の保健婦さんなどに
相談して上手くスケジュールを立てるようにしましょう。
ワクチン接種を中止している種類のものもありますので、
必ず自治体などに確認してくださいね。




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