入浴の方法をわかりやすくご紹介! 湯温や入浴時間はどうするの? [健康]
入浴法の基礎をご紹介いたします。
入浴(にゅうよく)とは
身体の疲れを取ったり清潔を保つことを目的として、湯や水などに身体を浸すこと。
我々は日々生活をする中で、体に疲れを感じることがよくあると思います。
その解決策の一つとして入浴を見直してみては如何でしょうか。
最近では湯船に浸からず、シャワーだけで済ませてしまう方も多いと思います。
入浴の基礎知識とその効果を知って、疲れ知らずの快適な毎日を手に入れましょう。
<3つの入浴効果>
入浴の効果は温熱、水圧、浮力の3つだとされています。
~温熱の効果~
お湯で体が温まり血行が良くなると、血液中の酸素が筋肉中の疲労物質である
乳酸をグリコーゲンに変える力を高める為、体の疲れが取れる。
~水圧の効果~
入浴時は体全体に1トン強の水圧がかかります。
この作用で血液の循環が促進され、呼吸機能も活性化する。
~浮力の効果~
お湯の中では体重が約9分の1になります。
関節などに負担をかけずに体を動かせるので、腰痛や筋肉痛があっても
運動しやすい。
このような効果が入浴には期待できるんですね。
こうした基礎知識を知っておくだけでも、入浴をより効果的に楽しむことが
出来るのではないでしょうか。
お風呂に入るタイミングも大切です。
食事の直前直後に入浴するのは避けてください。
血液は温まった体の部位に集まるそう。
その為、湯船に浸かって皮膚の表面の温度を上げてしまうと、胃腸ではなく
皮膚の方に血液が移動してしまい消化の妨げになるからです。
できるだけ食後の1時間は入浴を控えることをお勧めします。
また、運動後、疲れている状態ですぐに入浴することもお勧めしません。
疲労回復の為、筋肉に血液が集まるのですが、先程と同様で入浴すると
皮膚に血液が移動してしまいます。
本来なら疲労回復できるはずが、疲れが取れにくくなってしまう訳です。
運動後も1時間くらいは入浴を控えてください。
飲酒後も同様です。
飲酒すると血圧は下がります。
しかし、入浴すると体温が上がり血管が拡張して、血圧がさらに急激に
下がってしまい危険が生じます。
酔った状態では湯船で転ぶ危険もありますので、酔いが完全に冷めてから
入るようにしましょう。
起床後に入浴する場合は事前に水をコップ1杯を飲むようにしてください。
我々は就寝中に体から200~300mlの水分を失っています。
起床後は血液の粘り気が強くなるんです。
この状態で入浴すると血栓ができやすくなり、心筋梗塞、脳梗塞を引き起こす
原因になるので気をつけなければなりません。
では、入浴する場合の湯温や時間はどうすればよいのでしょうか。
熱いお湯が良いとかぬるいお湯が好きなど、好みは様々だと思います。
目的に応じて入浴時の効果的なお湯の温度なども違ってくるんです。
睡眠前など心身ともにリラックスしたい場合は、ややぬるめのお湯に浸かる
微温欲が効果的です。
セ氏36~40度くらいのぬるいお湯にゆっくり浸かると、脳内の副交感神経が
刺激を受け体の緊張がほぐれてリラックスモードになります。
この場合の入浴時間は10~20分が目安です。
その逆で、朝や仕事など活動モードに切り替えたい場合は、セ氏41度以上の
少し熱いお湯に浸かる高温浴が効果的です。
交感神経が刺激を受け、心臓の鼓動が高まります。
血行がよくなることで気分も高揚し、体がエネルギッシュな状態になる訳です。
この場合の入浴時間は5分以内と短時間になります。
ちなみに、筋肉の疲労回復を図る場合は、一度湯船から出て、
体に水をかけてからた湯船に浸かる方法が効果的だそうです。
半身浴もお勧めです。
体を芯から温め、疲れを取りリラックス感が得られます。
半身浴の場合は微温欲のぬるめのお湯になります。
浴槽の水位をみぞおちの辺りにするのがポイントです。
全身浴に比べて心臓にかかる負担が少なくてすみます。
入浴時間は20分くらいを目安にしてください。
どの入浴法でも、入浴後は水分補給を忘れないようにしましょう。
<ショウガ湯>
ショウガひとかけ分をすりおろします。
搾り汁を浴槽に入れてかき混ぜましょう。
スライスしたショウガを茶漉し袋に入れ、もみながら入浴してください。
湯冷めしにくく、新陳代謝を促します。
お肌に合わない時は中断してくださいね。
入浴の基礎知識を知って毎日のお風呂時間が楽しみになればよいですね。
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