山茶花の育て方と花言葉 剪定の方法とは? [植物]
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山茶花の育て方と花言葉をご紹介いたします。
サザンカ(山茶花)とは
ツバキ科の常緑広葉樹のこと。
山茶花(さんざか)と言っていたそうですが、音位転換した現在の読み方が
定着したそうです。
学名・・Camellia sasanqua
和名・・サザンカ(山茶花)
英名・・Sasanqua
原産地・・日本
開花期・・10月~12月(サザンカ系園芸品種群)
11月~3月(カンツバキ系園芸品種群)
12月~4月(ハルサザンカ系園芸品種群)
花色・・白、ピンク、赤、複色
耐寒性・・普通
耐暑性・・強い
山茶花は日本の温暖な地域に自生する常緑性の小高木です。
昔からたくさんの園芸品種があり、その分類は花の時期、花の形などの
特徴から「サザンカ系」「カンツバキ系」「ハルサザンカ系」の3つのグループに
分けられています。
~サザンカ系園芸品種群~
10~12月に咲く早咲き種。
野生サザンカに樹形や生態が近い。
花の特徴として一重や半八重咲きのもので、花の中心部に雄しべが広がる。
~カンツバキ系園芸品種群~
11~3月にかけて咲き続ける寒咲き種。
サザンカとツバキの種間交雑園芸品種になる。
樹形は横広がりで花の特徴は八重か獅子咲き。
~ハルサザンカ系園芸品種群~
12~4月にかけて咲く(品種によって差があり)。
サザンカとヤブツバキ、その園芸品種の自然交配で生まれた種間雑種。
花の特徴は一重から八重咲きまで様々な花の形がある。
下記は山茶花の育て方になります。
<日当たり・置き場所>
日当たりのよい暖かい場所から半日陰まで栽培できますが、
半日陰の場所は少々、花付きが悪くなります。
西日の当たらない場所、日陰の場所なら明るい場所を選びましょう。
また、やせ地や乾燥する場所はつぼみが落ちてしまいますので
注意が必要です。
寒さには比較的強い花ですが、冬は-5℃以下になるようであれば
防寒が必要になります。
冬の寒風が当たる場所も避けてください。
<水やり>
・庭植えの場合
植えつけてから根づけば、よほど乾燥する日が続かない限り水を与える
必要はありません。
自然の降雨だけで十分に育ちますが、雨が少なく土の表面が乾くような時は
たっぷりと水を与えましょう。
・鉢植えの場合
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
山茶花は開花期に花弁を広げるためにたっぷりと水を必要とします。
春の新芽が生長する時期もたくさん水を必要としますので、水切れをさせないように
気を付けてください。
夏の時期も乾きやすくなりますので、水やりを忘れないでくださいね。
<肥料>
・庭植えの場合
2~3月に元肥として粒状肥料を土に混ぜて施します。
株元の周辺に埋めておきましょう。
・鉢植えの場合
3月に化成肥料を株元に追肥します。
土の表面にばらまいて与えましょう。
<用土>
水はけがよく弱酸性の用土であれば特に土質を選ばずに育てられます。
赤玉土(中粒)1、鹿沼土(中粒)1、腐葉土またはバーク堆肥1の割合で混ぜた
ものでもよいでしょう。
市販の用土で構いませんが、もしも水はけが悪い場合は、
腐葉土を混ぜ込んで水はけを良くしてください。
ちなみに、アルカリ性の用土では肥料が吸収しにくくなります。
葉が黄色くなり生育が悪くなりますので注意してください。
<植え付け・植え替え>
植え付けの適期は春なら3月~5月、秋なら9月~10月になります。
庭植えなら植え穴に、鉢植えなら鉢底に緩効性化成肥料を元肥として入れて
植え付けます。
弱酸性の土でよく育ちます。
アルカリ性にならないように気をつけ、水はけがよい土で盛り土をして
高植えにしましょう。
・鉢植えの場合
鉢が根でいっぱいになり根づまりを起こすと花付きが悪くなります。
2~3年に1度、一回り大きな鉢で植え替えを行いましょう。
<増やし方>
・タネまき
10月頃に採取します。
そのまますぐにまきましょう。
山茶花の花が咲くまでには、庭植えなら5年はかかります。
鉢植えなら3年以上はかかりますので気長に待ちましょう。
・さし木
6月~8月にその年に伸びた新しい枝を10~20cmほど切り取って挿し穂にします。
水の入ったコップに挿し穂を入れ、水あげをしたら清潔な土に挿しましょう。
直射日光を避けた明るい日陰で管理します。
根が出るまでには数カ月はかかります。
その間、水切れさせないように注意しましょう。
挿し木した苗の花が咲くまでには2~4年かかります。
<病害虫>
病気・・花腐菌核病、すす病、もち病
花腐菌核病・・花弁に茶褐色の斑紋が現れる病気です。
予防としては水やりの時など花びらに水がかからないよう
注意します。
病気で地面に落ちた花は早めに処分してください。
すす病・・カイガラムシなどの排泄物が堆積した葉や枝に黒いすす状の
カビが発生します。
もち病・葉が焼いた餅のようにふくれる、ツバキ類によく発生する病気です。
ふくれた葉っぱは白っぽいカビが生えてきて枯れてしまいます。
予防としては病気にかかった葉を取り除く程度でよいです。
どの病気も酷い場合は薬剤を散布しましょう。
害虫・・チャドクガ、カイガラムシ類
チャドクガ・・春にチャドクガの幼虫が発生し葉を食害します。
見つけ次第、薬剤を散布して駆除します。
チャドクガの毛に触れると皮膚がかぶれてしまいます。
駆除する際は、手袋はもちろん皮膚の露出を抑えてください。
適宜、剪定を行い風通しをよくしておくと発生しにくくなります。
カイガラムシ類・・風通しの悪い環境で発生しやすく、樹液を吸い栄養を奪います。
排泄物によって光合成を阻害する他、すす病を誘発します。
見つけ次第、こすり落としましょう。
幼虫の時期であれば薬剤を散布して駆除しましょう。
<花がら摘み>
花が咲き終わったら果実に養分を取られない様にする為、
早めに子房ごと花がらを摘み取りましょう。
<剪定>
適期は春の3月~4月になります。
枝が混み合っていると内側まで日が当たらず、風通しも悪くなり、
病気や害虫が発生しやすくなります。
山茶花の先端に必ず葉が残るように葉のすぐ上で剪定してください。
新しく伸びた枝の先端に花芽を付ける性質があるためです。
また、突出して伸び出た枝を樹形に合わせて切り詰めればよいです。
枝を短く切り戻す(強剪定)と、花が咲かなくなる場合があります。
基本は枝の間引きと弱い切り戻しです。
小さい頃は山茶花(サザンカ)と椿(ツバキ)の違いがよくわかりませんでした。
簡単な違いは山茶花は花びらが1枚1枚バラバラに散り、椿は花が丸ごと
落ちるそうです。
寒い季節に美しく咲く山茶花を是非、育ててみてくださいね。
<山茶花の花言葉>
困難に打ち勝つ
ひたむきさ
白・・愛嬌 理想の恋
桃、赤・・理性 謙遜
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山茶花の育て方と花言葉をご紹介いたします。
サザンカ(山茶花)とは
ツバキ科の常緑広葉樹のこと。
山茶花(さんざか)と言っていたそうですが、音位転換した現在の読み方が
定着したそうです。
学名・・Camellia sasanqua
和名・・サザンカ(山茶花)
英名・・Sasanqua
原産地・・日本
開花期・・10月~12月(サザンカ系園芸品種群)
11月~3月(カンツバキ系園芸品種群)
12月~4月(ハルサザンカ系園芸品種群)
花色・・白、ピンク、赤、複色
耐寒性・・普通
耐暑性・・強い
山茶花は日本の温暖な地域に自生する常緑性の小高木です。
昔からたくさんの園芸品種があり、その分類は花の時期、花の形などの
特徴から「サザンカ系」「カンツバキ系」「ハルサザンカ系」の3つのグループに
分けられています。
~サザンカ系園芸品種群~
10~12月に咲く早咲き種。
野生サザンカに樹形や生態が近い。
花の特徴として一重や半八重咲きのもので、花の中心部に雄しべが広がる。
~カンツバキ系園芸品種群~
11~3月にかけて咲き続ける寒咲き種。
サザンカとツバキの種間交雑園芸品種になる。
樹形は横広がりで花の特徴は八重か獅子咲き。
~ハルサザンカ系園芸品種群~
12~4月にかけて咲く(品種によって差があり)。
サザンカとヤブツバキ、その園芸品種の自然交配で生まれた種間雑種。
花の特徴は一重から八重咲きまで様々な花の形がある。
下記は山茶花の育て方になります。
<日当たり・置き場所>
日当たりのよい暖かい場所から半日陰まで栽培できますが、
半日陰の場所は少々、花付きが悪くなります。
西日の当たらない場所、日陰の場所なら明るい場所を選びましょう。
また、やせ地や乾燥する場所はつぼみが落ちてしまいますので
注意が必要です。
寒さには比較的強い花ですが、冬は-5℃以下になるようであれば
防寒が必要になります。
冬の寒風が当たる場所も避けてください。
<水やり>
・庭植えの場合
植えつけてから根づけば、よほど乾燥する日が続かない限り水を与える
必要はありません。
自然の降雨だけで十分に育ちますが、雨が少なく土の表面が乾くような時は
たっぷりと水を与えましょう。
・鉢植えの場合
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
山茶花は開花期に花弁を広げるためにたっぷりと水を必要とします。
春の新芽が生長する時期もたくさん水を必要としますので、水切れをさせないように
気を付けてください。
夏の時期も乾きやすくなりますので、水やりを忘れないでくださいね。
<肥料>
・庭植えの場合
2~3月に元肥として粒状肥料を土に混ぜて施します。
株元の周辺に埋めておきましょう。
・鉢植えの場合
3月に化成肥料を株元に追肥します。
土の表面にばらまいて与えましょう。
<用土>
水はけがよく弱酸性の用土であれば特に土質を選ばずに育てられます。
赤玉土(中粒)1、鹿沼土(中粒)1、腐葉土またはバーク堆肥1の割合で混ぜた
ものでもよいでしょう。
市販の用土で構いませんが、もしも水はけが悪い場合は、
腐葉土を混ぜ込んで水はけを良くしてください。
ちなみに、アルカリ性の用土では肥料が吸収しにくくなります。
葉が黄色くなり生育が悪くなりますので注意してください。
<植え付け・植え替え>
植え付けの適期は春なら3月~5月、秋なら9月~10月になります。
庭植えなら植え穴に、鉢植えなら鉢底に緩効性化成肥料を元肥として入れて
植え付けます。
弱酸性の土でよく育ちます。
アルカリ性にならないように気をつけ、水はけがよい土で盛り土をして
高植えにしましょう。
・鉢植えの場合
鉢が根でいっぱいになり根づまりを起こすと花付きが悪くなります。
2~3年に1度、一回り大きな鉢で植え替えを行いましょう。
<増やし方>
・タネまき
10月頃に採取します。
そのまますぐにまきましょう。
山茶花の花が咲くまでには、庭植えなら5年はかかります。
鉢植えなら3年以上はかかりますので気長に待ちましょう。
・さし木
6月~8月にその年に伸びた新しい枝を10~20cmほど切り取って挿し穂にします。
水の入ったコップに挿し穂を入れ、水あげをしたら清潔な土に挿しましょう。
直射日光を避けた明るい日陰で管理します。
根が出るまでには数カ月はかかります。
その間、水切れさせないように注意しましょう。
挿し木した苗の花が咲くまでには2~4年かかります。
<病害虫>
病気・・花腐菌核病、すす病、もち病
花腐菌核病・・花弁に茶褐色の斑紋が現れる病気です。
予防としては水やりの時など花びらに水がかからないよう
注意します。
病気で地面に落ちた花は早めに処分してください。
すす病・・カイガラムシなどの排泄物が堆積した葉や枝に黒いすす状の
カビが発生します。
もち病・葉が焼いた餅のようにふくれる、ツバキ類によく発生する病気です。
ふくれた葉っぱは白っぽいカビが生えてきて枯れてしまいます。
予防としては病気にかかった葉を取り除く程度でよいです。
どの病気も酷い場合は薬剤を散布しましょう。
害虫・・チャドクガ、カイガラムシ類
チャドクガ・・春にチャドクガの幼虫が発生し葉を食害します。
見つけ次第、薬剤を散布して駆除します。
チャドクガの毛に触れると皮膚がかぶれてしまいます。
駆除する際は、手袋はもちろん皮膚の露出を抑えてください。
適宜、剪定を行い風通しをよくしておくと発生しにくくなります。
カイガラムシ類・・風通しの悪い環境で発生しやすく、樹液を吸い栄養を奪います。
排泄物によって光合成を阻害する他、すす病を誘発します。
見つけ次第、こすり落としましょう。
幼虫の時期であれば薬剤を散布して駆除しましょう。
<花がら摘み>
花が咲き終わったら果実に養分を取られない様にする為、
早めに子房ごと花がらを摘み取りましょう。
<剪定>
適期は春の3月~4月になります。
枝が混み合っていると内側まで日が当たらず、風通しも悪くなり、
病気や害虫が発生しやすくなります。
山茶花の先端に必ず葉が残るように葉のすぐ上で剪定してください。
新しく伸びた枝の先端に花芽を付ける性質があるためです。
また、突出して伸び出た枝を樹形に合わせて切り詰めればよいです。
枝を短く切り戻す(強剪定)と、花が咲かなくなる場合があります。
基本は枝の間引きと弱い切り戻しです。
小さい頃は山茶花(サザンカ)と椿(ツバキ)の違いがよくわかりませんでした。
簡単な違いは山茶花は花びらが1枚1枚バラバラに散り、椿は花が丸ごと
落ちるそうです。
寒い季節に美しく咲く山茶花を是非、育ててみてくださいね。
<山茶花の花言葉>
困難に打ち勝つ
ひたむきさ
白・・愛嬌 理想の恋
桃、赤・・理性 謙遜
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