沈丁花(ジンチョウゲ)の花言葉と育て方 花の香る時期はいつ? [植物]
沈丁花の花言葉と育て方をご紹介いたします。
沈丁花(ジンチョウゲ・チンチョウゲ)とは
ジンチョウゲ科・ジンチョウゲ属の常緑低木のこと。
学名・・Daphne odora Thunb
和名・・ジンチョウゲ(沈丁花)
英名・・Winter Daphne
漢名・・瑞香
別名・・輪丁花
原産地・・中国南部、ヒマラヤ地域
開花期・・2月下旬~4月中旬
花色・・白(外側は紅紫)
耐寒性・・普通
耐暑性・・普通
<沈丁花の花言葉>
栄光
不死
不滅
歓楽
永遠
青春の喜び
信頼
自然美
開花時期になると甘い香りを放ち、白にワインレッドがかった小花が固まって
咲く種類が最もポピュラーです。
その他には、花が白いシロバナジンチョウゲ、緑葉に班が入った
フクリンジンチョウゲ、赤く丸い実(有毒)を楽しむミナリジンチョウゲなどが
あります。
ちなみに日本にある沈丁花は、ほとんどが雄株で雌株はあまり見られないそうです。
また花の煎じ汁は、歯痛・口内炎などの民間薬として使われています。
下記は沈丁花の育て方になります。
<日当たり・置き場所>
日当たりのよい屋外で管理します。
冬はできるだけ寒風に当てないようにしましょう。
<水やり>
土が乾いたらたっぷりと与えましょう。
<肥料>
寒肥えとして2月に発酵油かすを施します。
<用土>
水はけと水もちが良ければ特に土質を選びません。
水はけの悪い場所は避けてください。
・鉢植えの場合
赤玉土(小~中粒)6、腐葉土4の割合で混ぜた土を使用します。
・地植えの場合
植え付ける前に堆肥を混ぜておきましょう。
<植え付け・植え替え>
大きくなったら株を抜き取り根鉢を軽く崩して、一回り大きな鉢に植え替えます。
水はけが悪いと根腐れを起こしますので、できるだけ水はけと保水性のある
培養土を用います。
その時に元肥として緩効性化成肥料を混ぜたものを使用してください。
<増やし方>
挿し木で増やすことができます。
適期は5月中旬~6月になります。
新芽を10cmの長さに切り、さらにナイフで切り口が斜めになるように切ってください。
下葉を落として挿し穂を作ります。
挿し穂を作れたら鹿沼土に挿しましょう。
水はたっぷりと与えてください。
通常、2ヶ月ほどで発根します。
発根を確認きたら3号ポットに植えます。
その後は生長に応じて鉢上げをしてください。
<病害虫>
特にありません。
注意することといえば根腐れに気をつけることです。
<剪定>
適期は5月~6月になります。
そのままでも自然に形がまとまります。
姿が乱れてきたら、花後、株姿をこんもりとさせるように丸く刈り込みます。
そのまま冬越しして2月頃、徒長枝を切る程度に軽く整えるようにします。
こうすると花付きがよくなります。
剪定時期が遅れると花が咲かないことがありますので注意してください。
終わった花はその枝のすぐ下の分枝した所を切ってくださいね。
<花が咲かない場合>
花後に花がらを摘み、剪定を行います。
沈丁花の花芽は新梢の先にできます。
上記にも述べましたが、この時期を間違えると花が咲かないことがあります。
8月以降の剪定は、できた花芽を切り落としてしまう場合があるので
避けましょう。
香木の沈香(沈水香木(じんすいこうぼく))と丁子(丁香(ちょうこう)・クローブ)を
足した芳しい香りがなんともいえない沈丁花。
白い小花が半円形に咲く姿が見事です。
株立ちを全体的にこんもりさせるのもよいですが、下枝を落として
スタンダート仕立てにしても可愛らしい印象になりますよ。
是非、沈丁花を育ててみてくださいね。
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