ユズで風邪予防! 簡単ユズジャムの作り方とユズの効能とは? [果物]
ユズジャムの作り方とユズの効能をご紹介いたします。
ユズ(柚子)とは
ミカン科・ミカン属の常緑小高木で、柑橘類の1つ。
学名・・Citrus junos
和名・・ユズ
英名・・Yuzu
旬の時期・・(青ユズ)7月~10月
(黄ユズ)10月~12月
有名な産地・・高知県、徳島県
<美味しいユズの選び方>
・皮が肉厚なもの
・表面にハリがあるもの
・形がよいもの
・色が鮮やかできれいなもの
表面がしなびているものや黒い斑点があるものは、
鮮度が落ちている可能性がありますので注意して選びましょう。
<ユズの保存方法>
常温での保存が可能です。
気温の低い冬場は新聞紙やビニール袋に入れて乾燥を防ぎましょう。
気温の高い夏場は冷蔵庫で保存した方がよいでしょう。
冷凍保存をする場合は皮と果肉を切り分けてください。
そうすれば解凍せずにそのまま料理に使用できますよ。
ユズやスダチ、カボスなどは酸味が強い柑橘類になります。
酸味が強いので生食には適しませんが、果皮や果汁は薬味や風味づけにして
役立てられます。
ユズの特徴は、レモンを凌ぐ量のビタミンCやビタミンEを含むことにあります。
また、果皮を圧搾や蒸留して得た精油は、独特の香りで日本以外にも欧米などの
アロマセラピストにも人気があるそうです。
ユズの精油の75%程度はリモネンが占めますが、このリモネンは血管を拡張し、
血液循環を促進させる働きがあります。
ユズの精油をお風呂に入れてアロマバスにすると、体の芯まで温まって
冬でも朝までぐっすり眠ることができるそうですよ。
日本では昔から冬至(12月22日)の日に、お風呂に柚子を浮かべて柚子湯に入る
習慣があります。
寒い日に柚子を入れ体を温める・・とても理に適った日本の生活の知恵なんですね。
もちろんお風呂だけでなく、ユズの果汁などで体を温めることもできます。
ユズの果汁に蜂蜜をかけたホットドリンクは、冷え性の改善や風邪の予防に
効果的です。
ちなみに、ユズの酸味はクエン酸やリンゴ酸によるものです。
精油の香りと相まってお刺身や焼き魚、鍋物などに添えるとユズ独特の風味で
和食の味をより一層引き立ててくれますよ。
下記はユズジャムの作り方になります。
<ユズのスパイスジャム>
~材料(2人分)~
ユズ・・3個
アニス・・2個
クローブ・・4粒
三温糖・・大さじ10
水・・適量
まず、ユズを洗い皮を4枚に剥きます。
剥いた皮を熱さ2~3cm程度に刻みます。
刻んだ皮を2~3回水洗いをして苦味をとりましょう。
実は搾って果汁をとります。
その時に種を取り除いてください。
刻んだ皮と搾った果汁を鍋に入れます。
材料が浸る程度の水を入れて1~2時間置きましょう。
その後、鍋で材料を煮ます。
初めは強火で煮立ったら中火にしてください。
アクが出てくるので取りながら煮ましょう。
材料がやわらかくなったら三温糖、クローブ、アニスを加えて煮詰めたら完成です。
清潔な瓶に入れて冷やして保存してください。
ビタミンCが豊富な冬の定番の果物、ユズ。
アニス、クローブといったスパイスを加えているので、体内の免疫力を賦活します。
ユズジャムをお湯で割ったりお酢を入れてユズドリンクにしても美味しく飲めますよ。
ユズは感染症を予防したり、冷え性の改善に効果があります。
また、体を温める効果もあるので、寒い時期の風邪予防にピッタリですね。
<ユズ茶の作り方>が詳しく説明してある動画を見つけましたのでご参考ください。
レモンの凄い効能とレモン酢の作り方をご紹介! [果物]
レモン(檸檬)とは
ミカン科・ミカン属の常緑低木のこと。
果実で柑橘類のひとつになります。
学名・・Citrus limon
和名・・レモン
英名・・lemon
旬の時期・・(国産)9月~12月
(輸入)周年
<レモンの選び方>
・色が整っていて色鮮やかなもの
・皮にハリのあるもの
・持った時に香りがよいもの
・弾力と重みが感じられるもの
しなびているものやシワのあるものは古い証拠です。
また軽いものは水分が少ない為、美味しくありません。
<レモンの保存方法>
常温の冷暗所でも数日は保存できます。
ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存すればより長持ちします。
カットしたレモンは切り口をラップで隙間なくピッタリと包んで冷蔵庫へ。
早めに使い切るようにしましょう。
<レモンの主な成分と効能とは>
レモンの特徴は、さわやかな酸味のもとであるクエン酸と果物の中でも
トップレベルの含有量を誇るビタミンCにあります。
クエン酸などの有機酸は食欲を刺激し、またエネルギー代謝を促進させて疲労を
速やかに回復させます。
よくスポーツ選手などがレモンのスライスに蜂蜜をつけてかじったりしますが、
あれは理に適っている訳ですね。
ちなみに、クエン酸の名前の由来ですが、レモンの近縁種の一つ、シトロンの別名が
クエン(枸櫞)と言い、これがクエン酸になったそうです。
またレモンに含まれるルチンやヘスペリジンなどのフラボノイドは、
正式な意味でのビタミンではありません。
これらはビタミンPと呼ばれ、毛細血管を保護し、アレルギーや炎症を鎮めます。
レモンの果皮を圧搾して得た精油は、レモネンやシトラールを含みフレッシュな
香りで知られます。
面白いことに、このレモンの香りを漂わせておくとキーパンチャーのミス率が
半分に減ったという報告があるそうです。
頭がスッキリし集中力を高めるようですね。
この他にもレモンの効果はビタミンCだけでなく、有機酸やフラボノイド、
ビタミンEなど多様な成分の相乗効果によるものです。
食欲増進、疲労回復を促進し、集中力を高め、アレルギー予防や美容効果を
もたらしてくれるレモンを是非、毎日摂りたいものですね。
下記はレモンを使ったレシピになります。
<砂糖不使用・レモン酢>
~材料~
レモン・・2個
穀物酢・・200cc
なるべく無農薬レモンを使用しましょう。
レモンを輪切りにしてそれを小さく切ります。
(皮が気になる場合は輪切りにしてから剥いてもOK)
ボールに切ったレモンを入れて更に潰しましょう。
潰したら汁ごと保存瓶に入れます。
その中に酢を入れたら完成です。
砂糖入りではないので甘くありません。
甘さが苦手な方にお勧めです。
<レモン酢シロップ>
~材料~
レモン・・6個
氷砂糖・・200g
酢・・200cc
無農薬レモンは皮つきで、そうでなければ皮を剥いて輪切りにします。
保存瓶に輪切りにしたレモンと氷砂糖を入れます。
酢をレモンと氷砂糖が漬かるくらいまで入れましょう。
1日目である程度、氷砂糖が溶けます。
2日目から冷蔵庫で保管してください。
これで完成です。
炭酸水で割ってレモンスカッシュ風に、焼酎で割ってレモンサワーにして
飲んでみてくださいね。
生姜のスライスを一緒に漬けても美味しいですよ。
どちらも簡単に作れますので、是非、チャレンジしてみてください。
栄養満点のレモンを美味しく戴きましょう!